週末3泊4日の参加の治験体験談

2015/03/27:体験談:健康成人男性向け

20代:男性

私が参加したもののひとつで、週末3泊4日の参加というものがありました。
謝礼金が8万円くらいで、アルバイトとしてはいい金額です。しかも週末だったので、金曜日におやすみをとれば参加できました。
ただ誰でも参加できるわけではなくて、事前健康診断を受ける必要がありました。健康診断は前日の食事などが血液検査に大きく影響するので、
「軽めの和食にしてください。」という指示をうけました。
それと、当日の朝食は抜いてくるようにとのことでした。あと、お水をたくさん飲んでくるようにという指示もありました。

健康診断は、身長、体重、血液検査、検尿、脈拍数、アルコールの検査、問診などです。
順番に呼ばれるので、あとは一連の流れに沿って動きます。
1週間くらい前から、食事やアルコールは気を付けていたので、検査の結果も問題はありませんでした。

それと、治験の内容に関する説明がありました。
今回は、精神病の治療薬の一つで、うつ病の患者向けに開発しているお薬だそうです。
海外では、すでに臨床実験が行われたものだそうなので安心だそうです。
精神病向けの薬ですが、治験に参加する人は健康な成人男子ということが前提なので、
精神的に問題がないかどうか質問されます。例えば、

「とつぜん死にたい衝動にかられることがありますか?」
「どこからともなく声が聞こえてくる幻覚におそわれることがありますか?」

といったような内容です。私の答えは全て「いいえ」でした。

施設の様子

いよいよ入所当日ですが、とあるビルの中にある施設に夕方集合です。
ふつうのオフィスビルの中にあるのですが、中は病院のような雰囲気です。看護婦さんがたくさんいました。
ベットシーツやタオルも綺麗で、清潔感があります。トイレやシャワー室も、
まめに掃除のおばさんがお掃除しています。

ここはインターネットカフェかっていうくらい漫画がそろっていました。
あと、休憩室のようなところもあり、テレビもみれますが、1台しかないので、
みんな食事中に見るくらいでしょうか?それと、DVDも貸し出しています。もちろん無料です。
入所当日は、特に何もありませんでした。
夜7時くらいに、みんなで仕出し屋のお弁当を食べて終わりです。比較的、豪華でした。



2日目:投薬日

翌日が投薬日です。分単位でスケジュールが決まっていて、呼ばれたら順番に薬を飲みます。
薬の飲み方まで説明があり、紙コップ1杯のお水で飲み流すと、ちゃんと薬を飲み込んだかどうか口の中まで見られます。
朝食がなかったので、若干お腹が空きましたが、昼食はちゃんと食べれました。
コンビニのお弁当で、普段食べているものと変わりません。
あと投薬後は、やたらと採血が多いです。1時間とか2時間おきにという感じです。

ただ、いちいち注射を打たれるのではなく、
細いプラスチック性のチューブを腕の血管にさしこんだ状態にするので、最初はちょっと痛いですが、
一度チューブをさしこめば、あとはそのチューブから血を抜くことができます。なので、痛みはないです。
それと、お医者さんが確認のため、「幻覚はないですか?」「自殺の衝動にかられていませんか?」といった問診をされました。
私は全て「いいえ」でした。

3日目

短い治験なので、もう最終日です。昨日は投薬日で、採血や血圧測定も、
10回くらいと多かったですが、最終日は3、4回の採血のみで、それ以外はほとんど自由時間です。
朝、昼、晩と3食出ましたが、朝はサンドイッチとジュースで、昼と晩は仕出しのお弁当でした。
WiFiもあるので、パソコンで時間を潰せました。ノートパソコンは必須だと思います。

出所日(帰宅)

出所日は一通りの検査が終わって何も問題がなければ、帰宅できます。
流れは、事前健康診断と同じような感じです。まぁ、至って平穏な3日間を過ごしたので、体調も至って良好です。
午前中、10時か11時くらいには出ました。帰宅はできますが、翌週に事後検査があるので、
その日までは平穏な日々を過ごさないといけませんでした。謝礼金もそれまでもらえなかったです。


事後検査

事後検査も事前健康診断と同じような検査がありましたが、
詳細に調べるというよりはその後の健康に問題がないか?副作用はなかったか?などを確認するのが目的なので、何もなければ必要はないみたいです。
ですが、やはり事後検査に行って、「問題がない」ということを証明する必要があるので、事後検査は必須だそうです。

以上、週末を使って臨時収入が得られるのはやはり嬉しいし助かります。
なかなかスケジュールが合わなかったり、希望者全員が参加できるわけではないのですが、
特に持病がなくて平均的な健康な人であればおすすめです。

体験談を投稿する

前の記事へ一覧へ戻る次の記事へ

治験情報ならV-NET